FC2ブログ

スポンサーサイト

-----,--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

加減ジョジョだ―ッ!

02-16,2012

  
           ***
 『ジョジョ立ち』というのをご存知だろうか。『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画に度々登場する、登場人物達の奇怪なポージングのことだ。腕や足、人体を訳の分からない角度にまげて、その肉体美を最高まで引き出し表現する、という御託まで用意しなければ到底説明できないあの立ち姿だ。
 その日の全ての授業が終わり教室にから出ようとすると、扉の前にジョジョ立ちをした人がいた。先ほど説明した『ジョジョ立ち』だ。一部の人の需要にこたえて説説明するが、左手を顔の前に出して人差し指を鼻筋に、右腕は肩だけ前に出すアレだ。
 じゃんけんで負けたのだろうか、普通の人間だったらまず出来ない行為をしているその人は俺よりも背が小さく、性別は女だった。いや、女でジョジョ立ちとかしょこたんでももう渋るんじゃないのか。そんな事を思っていると、その女が口を開いた。もちろんジョジョ立ちをしたまま。
「俺が誰だか気になっているようだな、俺はお節介焼きのスピードワゴンさ!」
 前言撤回。俺の目の前にいたのは男だった。髪も長めで小柄だったため一瞬女かと思ったが、その声の低さはまぎれもなく男だった。映画を見たことが無いので分からないが、この声がスピードワゴンであったとしても、俺は異論を唱えない。そもそも、制服が俺と同じく学ランだ。
「・・・・・・、どちらさん?」
「あ、ごめん、良い忘れてた。俺は目黒。黒い目玉で目黒」
 スピードワゴンにしては随分と丁寧な物言いだった。
「誰かに用?」
「しいていうなら山吉、お前自信だッ」
「うわっ、何で俺の名前知ってるんだよ・・・・・・」
 スピードワゴン財団なら、そんなことも簡単なのだろうか。何にしろ、変体に名前を知られるのはあまり気持ちの良いことではない。
「いいから俺について来い、山吉ッ!」
「は? 何で――」
 
 え? 何あの人? 怪しくない?
なんか山吉君のこと読んでるみたいだけど・・・・・・
  山吉ってああいうタイプの人だったのか・・・・・
え? 嘘でしょ・・・・・・、でもどうだろ・・・

「――もいいから早く行こう」
 善は急げというが、別にこれは善という訳ではない。じゃあ、急がなくていいのかと思うと、変な噂が流れる。逆説的にこれは善なのか?
 正直何でもいい。     





「何だよ、俺に用って」
「山吉、お前はこの学校に『森の会』っていうサークルがあるのは知っているか?」
「は? 『森の会』? 何それ、宗教?」
「サークルといったのが聞こえなかったのか・・・・・・。まあいい。それで、その『森の会』というサークルに入らないかと俺は誘いを受けたんだッ!」
 こいつ、急に語尾を強めるのを思い出したな。てかそれどうやるんだろう。だっ! 違うな・・・・・・だ!・・・・・・、巧くいかない。きっと何かコツがあるに違いない、つかみたいとは思わないけど。
「へぇー、でもそれって名前からして女子しかいないんじゃないのか?」
「甘いッ! 甘すぎるぞッ! MAXコーヒーの様に甘いよーッ!」
 そっちのスピードワゴンか。途中まで本当にジョジョのワンシーンであるのかと思ったわ。
「どうやら、俺を誘った女は俺のことを女子と勘違いしたようだ。ふふ、このコンプレックスもたまには役にたつ」
「やっぱり女っぽいの気にしてるのか・・・・・・。声こそ低いものの、見た目は完全に女だからな」
「そうだ、せいぜい敵地にテキーラを持って潜入するときくらいしか活躍の場が無いと思っていたくらいだぜ」
 本当に成功しそうで怖い。いや、ジョセフもあれはあれで成功したのだ。
「しかし、あの千代田とかいう女、なかなかどうして見所がある。この俺を自軍に加えようとは」
 千代田。目黒。・・・・・・ああそれでか。見た目関係ないじゃん。まさかの名前だけでの勧誘だったみたいだ。
 んな訳は無い。
「時に山吉、俺と一緒にその『森の会』に入らないかッ」
「だが断る」
 なんで、もう友達みたいなテンションなんだ。泣かされた後のDIOか。急に仲良くラグビーしやがって。その時からだよ、奴が『父さん』と呼び始めたのは。
「だ、だがこと・・・、だ、だが断るひゅっひゅ・・・・・・、だがことわひゅっひゅ、・・・・・・、プ! だが断るて! ぷぷー!」
 どうやら、他人のネタに対してはバカウケらしい。いや、本当どんだけジョジョ好きなんだよコイツ。
「何でわざわざ俺なんだよ。もっとパッとした奴でも誘えよ」
 俺はクラスではいてもいなくても変わらなく、何かのきっかけがあればたまに話す奴がちらほらいる、そんな程度の位置にいる。
「・・・・・・いや、ジョジョ読んだことがあるのがお前くらいしかいないみたいで」
「動機が軽すぎる!」 
 しかも、その見た目のせいか、うなだれると少し可愛い。声が渋いけど。どれくらい渋いかっていうと小山力也さんくらい。ごめん、良い過ぎた。
「お願いお願いお願いお願いお願い!!」
 さっきから思ったんだが、コイツキャラ崩れすぎじゃないか? ジョジョキャラどこいったんだ。
「はぁ・・・・・・、話だけは聞いてやるよ」
「!」
 目黒の目が輝いた。コイツ喋らなければ本当に女に見える。ラノベだったら声は分からないから男の娘キャラになっているだろう。



 話によると、その『森の会』というサークルは現在3人いるらしく、あと二人集めれば同好会として学校側に認められ、部室がもらえるらしい。内容は、森の調査とかなんとか。意味が分からん。
「で、入るのか? 山吉」
「んー、帰りにマクドで奢ってくれればいいよ」
「グッド!」
「やっぱごめん。何かウザいから嫌だわ」
「ごめんごめんごめんごめん!」
 反応が面白い奴だ。
 本当のことをいうと、さすがにマックでおなかいっぱいにしてもらったところで、入りたいとは思わない。重要なところは、現在の『森の会』のメンバーにある。男女比が1対2だということだ。
 俺は部室系ラブコメが好きじゃない。だから、その男女比を崩壊させてやろうかと思った。まさかその一人の男も、ハーレムを狙って訳の分からないサークルに入ったら、その後に野郎が二人も来るとは思いまい。ふははは。
 そんな、軽い理由だ。



 俺と目黒は、学校から徒歩10分ほどの所にあるマックにきていた。まあ、自転車なので数分で着いたが。
「いいやッ! 限界だッ! 今だ。決めるね!」
「馬鹿みたいなことやってないで早く決めろ。後ろの客が溜まっちゃうだろ」
 さっきから、俺たちにむかって店員さんが無言の圧力をかけてくる。マニュアルはどこへ言ったのだろう。てかこの店員名前が『幕度』なんだけど! すげぇ! 略し方が関西の人だ!
「山吉! キミの意見を聞こうッ!」
「ああ、俺はビッグバーガーセットでドリンクはQooのすっきり白ぶどう」
 なぜか知らないが、マックで飲むQooのすっきり白ぶどうはおいしさが3倍くらいになってると思う。
「・・・・・・じゃあ俺も同じのでお願いします」
 目黒が恥ずかしそうに言った。
 ただ決められなかっただけかい。
「一人でマクドなんてこないのか?」
「お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているか?」
「俺から振っといて悪いけど、なんかむかつく」
 ツェペリが怒ったのもうなずける。



「ハタから見るとさ」
「ん?」
 目黒がビッグバーガーにかぶりつきながら、こちらを見る。
「俺たちってカップルぽいよな」
「は? ・・・・・・ああ、見た目だけなら俺も女っぽいしな」
「そういうの普通に言っちゃうんだ!」
 からかおうかと思ったのに!
 なんかラノベとかだと、男の娘ってやけに女々しいからな。実は女でした! っていうパターンがあるほどに。
 別に目黒じゃないが、ナランチャは最初女かと思った。てかアナスイなんて完璧に最初女だろ。
「そうだな、名づけて『偽造カップル』だッ!」
「なんだそれ」
「今考えたッ」
「そうだろうな」
 あれ、こんな言葉なんかでなかったけ。いや、あれは偽装カップルか。
「しかし、ジョジョ好きな人というのは少ないからな、山吉みたいなのがいるとありがたい」
「そうだな、最近は高校生でも読んでる奴が少ないよな」
「そうだそうだ山吉! どっちが天国に行くための言葉を言えるかって奴やろうぜ!」
 そんなに、ジョジョについて話せる人がいるのが嬉しいのか、目黒の目が少女漫画さながらに光っている。目黒光ってる・・・・・・『目が黒光り』っぽい。まあ、いいか。どちらにせよ俺もジョジョは嫌いじゃない、むしろ好きだ。
「カブト虫ッ!」
「お前が先に言うんかい。じゃあドロローサへの道」
「カブト虫」
「螺旋階段」
「カブト虫」
「イチジクのタルト」
「カブト虫」
「特異点」
「カブト虫」
「お前知ったかぶりじゃねぇか!」
 カブト虫は四回だけだ! 
 てか俺もよくこんなに覚えてるな。読んだのなんて、一年くらい前なのに。『イチジクのタルト』なんてナイスプレーだよ、我ながら。
「山吉よ、俺は最近まで、ジョジョのタイトルを英語にすると、『ジョジョズ サイケデリック アドヴェンチャー』だと思っていたッ!」
「確かに、それでも通るよな」
 なんかこんなやりとりどっかであったな。・・・・・・あぁ。
「目黒、お前さては西尾維新先生の『OVER HEAVEN』を読んでから言葉遊びに興味を持ち始めたな」
「こ、ここここのっめ、メグロコのせ、せせ精神的ど、動揺など」
 すげー、顔赤くなってるよ。分かりやすいな。そしてお前はポケモンだったのか。
 いつもの発言といい、こいつ結構アニメとか漫画に影響されやすいたちだな。
「フッ! 山吉、お前は『なあ、目黒帰ろうぜ』という」
「いや別に言わねぇよ」
「・・・・・・」
 え、何、俺のリアクション間違えてた? なんかこいつすごい泣き目だけど。
「なあ、目黒帰ろうぜ」
「この目黒! 最初から最後までお見通しだぜぇぇぇええ!!」
 のったら、のったでうるせぇな。五月のハエよりも。
  

 結局その後も、目黒のノリにつき合わせられた。
 その、千代田区さんから貰ってきたという入部用紙にサインをするときには、日が暮れていた。
「いいや! 限界だッ! 今だ。押すね!」
「印を押すときくらい静かにしてくれ。しかもボキャブラリー少ないな」
「山吉は、ただ静かに印を押したい」
「誰が殺人鬼だよ。てか無理してネタだすな」
 千代田という女子から、もう一人誘う様にと言われていたらしい。それで、即効で俺の教室まで来るって。絶対こいつ友達いないだろ。
「本当にありがとう山吉ッ。お礼に後で泰蔵モテ王サーガを全巻あげよう!」
 ジョジョじゃないんかい。面白いからいいけど。

 
 

 数日後、俺の学校に『森同好会』が生まれた。語呂悪っ。







ジ ョ ジ ョ ネ タ で す が 何 か ? 

ええ、分かってますよ。このブログに来るうち、このネタが伝わるのは2,3人しかいないって。
西尾維新先生の言葉を借りて言いますが。120%自己満足で書かれた作品ですね。まあ、ブログにうpする人なんて大概そうでしょうが。

ジョジョネタなら簡単に書けると思ったんですよ。まあ、案の定舞で筆が進みますわ。

内容なんてただの飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのですよ。
って奴です。

正直、暇だからシリーズやろうと思ってカテゴリ作りましたが、キツいものがありました。
一回目はちび○子ちゃんを見た衝動で書いて
今回はジョジョネタで書きたかっただけです。。

がんばって、この二つを繋がなくてはいけません。正直キツいです。一つも面白いところがない作品しかできなさそうです

てか、話を繋げるとか、プロの作家でも難しいと思うんですよ。あらかじめプロットがあるわけでもありませんでしたし。プロットって作り方がわかりません。ロロットなら分かります。

たぶん、第一回の方から繋げることになりますね。
内容は長くつまらなくなるほな見えてますが、まあ、文章を打つことは国語力に繋がりますからね。

ちなみにタイトルの意味は「加減乗除」でした。気付ける人は100人に一人でしょう。




*追記*

そういえば、最近俺ガイル4巻のあらすじが公開されましたね。今日から予約も始まりましたし

夏休み。
誰とも会わず、遊ばず、一人悠々自適な生活を送る八幡に、平塚先生から招集がかかる。キャンプ場でのボランティアを強制される奉仕部だが、なぜかそこにいたのは葉山、三浦などの「リア充」組。
「君たちは別のコミュニティとうまくやる術を身につけた方がいい」
強制的に発動された「青春」っぽいイベントに、八幡立ちはどう立ち向かう?
水着に花火に肝試し。キャンプの夜の会話、そして風呂? 
さらにはそれだけじゃない、予期せぬ出会いやハプニング。
大人への階段――。
夏休みは、ぼっちにとって味わいたくない(!?)危険な誘惑でいっぱい。
由比ヶ浜や雪乃たちとの関係にも、進展が……?
相変わらず間違い続ける青春、第四弾!
スポンサーサイト

COMMENT

COMMENT FORM

  • URL:
  • comment:
  • password:
  • secret:
  • 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。