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バレンタインデー 野●まど劇場風

02-21,2012


 今日は2月14日。俗に言うバレンタインデーという日だ。女子が意中の相手にチョコとか何かを渡して気持ちを伝えたり、友達に渡して青春というなの欺瞞を謳歌したり、お返しを目的に頭の悪い男子にプレゼントを渡したり、バレンタインデーという日はおよそ、そんな目的のためにあるんだと思う。
 私もそんな例に漏れず、今日は手作りのチョコレートを作ってきた。バスケ部の彼のためにバスケットボール型のチョコを4つ。彼が某スタンド使いでもなければ気にはしない個数だと思う。
 下駄箱にでも入れておけば緊張しないで渡そうと思ったけどいかんせん、お相手の蚕君の周りには、羊毛とかの頭の悪い男子がいつもいるのでイジられてしまう。そして、女子中学生が『いかんせん』を使うのはどうもいかんせん。
 仕方なく放課後に2階の踊り場に、蚕君を呼び出した。踊り場。字にすると青春ぽくなるけど、今はあんまり関係ない。
「綿さん、何? 用事って? 俺が興味あんのは幼児だけなんだけど」
「ハハハ」
 いつも通り彼の軽口はほうっておく。『蚕君はロリコンだ』なんて、男子は騒いでいるがそれは嘘だと思う。嘘だよね? 
「蚕君さ・・・・・・、今日が何の日かわかる?」
「え? 聖人バレンタインが処刑された日?」
「・・・・・・へ? ええ、うん、・・・・・・そうだよ?」
 マジかよ。この男マジかよ。今時『聖人』を『セント』って呼ぶとかマジかよ。今日の教室の雰囲気を理解できなかったのかよ、皆教室の隅でごそごそやってただろ。なんで、そんな物騒な解釈するんだよ。
「この日になると、結婚が自由にできる日本のすばらしさをしみじみと実感するよ」
「だ、だよね! ・・・・・・そ、そうだよ! そのバレンタインの意思を引き継ぐために、80年代から日本でその日は女の子が男の子に思いを告げる日、っていう風習を作ったんだよ!」
「ああ、お菓子会社がそうしたんだっけ?」
「そうそう!」
 我ながらナイスフォロー。もし私がバスケット選手だったら、一人で3p打ってはずしたのを一人リバウンドできてるわ。日本のバスケット界が震えてるところだった。
「あぁー、だからか。なんか今朝、女子からいろいろもらったけな」
「へ、へぇー。そう・・・・・・なんだ」
 だれだよ! ここに来て裏切り者が出てきたよ! 『私さ、蚕君が気になってるんだよね』っていう私の牽制を、見事にぶち壊した奴だれだよ! 
「・・・・・私も蚕君のために作ってきたんだよ、一応」
「マジで? 嬉しいわ! 頂戴頂戴」
 フゥ、所詮男子。えさをちらつかせれば余裕だわ。
「教室においてあるから。ちょっと来て」
「おう」
 
 そうして、私と蚕君は教室に着いた。
「こ、これ」
 通学用のカバンからファンシーな袋を取り出した。作者はあまりそういうのに詳しくないので、どこで買ったとかは書けない。残念。
「おぉー、なんか豪華。開けても良い?」
「べ、別に良いよ」
 普通の女子はその場では開けさせないのだろうか。作者はあまりそういうのに詳しくないのでわからない。残念。
「お、バスケットボールじゃん。嬉しいな」
「本当?」
 願ってもないことだった。そして彼は、取り出したバスケットボール型のチョコを片手に持つ。
「俺さ、丁度――」
 そのまま、彼はチョコを持った腕を――振りかぶる。え?
「――野球にはまってーんー・・・・・・だよねっ!!」
 ビュン! と音を立てながら一人の少女(主に私)の愛と丹精のこもったカカオとミルクと砂糖の塊が、黒板の下に置いてある木の箱に吸い込まれていく。
「え、ちょっと、ちょっと! なんでダストシュートしてんの!?」
「最近羊毛とかと、キャッチボールしてるんだーよーねーッと!!」
 2つになった。 何がとは言わないけど、私にとって大切で、彼にとっては野球ボールと同位置にあるものが。
「来週バスケの大会があるんだけど、俺さ肩が弱いから本番で足ひっぱたらどうしよう、って考えてたんだよ。そしたら羊毛が『そんなもんキャッチボールで解決じゃい』って。うん、しょっと!」
 一つになった。何がとは言わないけど、私にとっては大切で、彼にとっては筋トレ道具と同位置にあるものが。
 それと私が明日殺すべき相手が。
「本当ありがとな。俺のためにこんなモノ用意しれくれるなんて。 マネージャーでもないの、に、さっ!」
 無くなった。私にとっては大切だったモノで、彼にとってはマネージャーが用意する練習道具と同位置にあるものが。
 それと、私の彼に対する好意が。





『蚕選手! 決勝戦でのハーフラインからの3Pシュート、すごかったですね!』
――そうですね。まさか僕も入るとは思いませんでした』
『見事、逆転勝利をした訳ですが。ずいぶんチームの皆も驚いていましたね?』
――僕は肩が弱かったんで・・・・・・ハハ、今まではマグレでもあんなの入りませんでしたからね
『そうなんですか。では、肩を強くするために何か特別な事でもしたのですか?』
――実は一週間くらい前に一人の女の子が練習に付き合ってくれたんですよ・・・・・・・・・







野●まど劇場風に、初めてチャレンジしました。今回は今までとは違い案も無く適当に書いてみました。「そういえばバレンタインで何も書いていない」と思ったんで。
考えたことを適当に書いていると野●まど劇場テイストになりますね。あんなにおもしろいのはかけませんが。ちなみに私は、バスジャックのが一番面白かったです。声を出して笑いましたね。
どうやって、あそこまで面白いのが作れるんでしょうかね。ユーモアセンスってどうすれば身につけられるんでしょうか。いや、ロックマンエグゼのじゃなくて。

長さ的にも丁度よくかけました。面白さはともかくバランスは良い気がします。
主人公が女ってのがキツかったです。まあ、いつもとは違い長考は少なかったのでよかったと思います。




もうしばらくは疲れたので、短編小説は書かないとは思います。この事を、友人曰く「小説ポイントが尽きた」というそうです。


それでは、又、
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